レビュー

読書

最強のふたりを押し上げた人たちの心 |「まいまいつぶろ 御庭番耳目抄」村木嵐著

つれづれつれづれ(@periodnovels)です。このブログでは、実在した人物や出来事を描く小説を紹介しています。「主従を越えた最強のふたり」過去に当ブログでご紹介した村木嵐 著「まいまいつぶろ」を紹介した際のタイトルに選んだ言葉です。今...
歴史小説

人に支えられた知の巨人 |「われは熊楠」岩井圭也著

つれづれつれづれ(@periodnovels)です。このブログでは、実在した人物や出来事を描く小説を紹介しています。今回ご紹介する小説は、明治期から昭和初期にかけて、在野(民間)の博物学者として名をはせた「南方熊楠(1867-1941)」を...
歴史小説

日本をひとつに | 「ゆうびんの父」門井慶喜著

つれづれつれづれ(@periodnovels)です。このブログでは、実在した人物や出来事を描く小説を紹介しています。手紙が確実に届かない世界。今では考えられませんが、現代から約150年ほど前の明治初頭までは、むしろそちらの方が常識でした。今...
歴史小説

大団円の物語に託した愛と夢 |「秘密の花園」朝井まかて著

つれづれつれづれ(@periodnovels)です。このブログでは、実在した人物や出来事を描く小説を紹介しています。誰もが一度はタイトルを聞いたことがある「南総里見八犬伝」。今回ご紹介する小説は、南総里見八犬伝の著者「曲亭馬琴(1767-1...
歴史小説

内から滾るアイヌの誇り |「ユーカラおとめ」泉ゆたか著

つれづれつれづれ(@periodnovels)です。このブログでは、実在した人物で出来事を描く小説を紹介しています。今回ご紹介する小説は、「ユーカラおとめ」泉ゆたか 著。主人公は、大正時代にアイヌ民族で口頭により伝承されてきた叙事詩(=ユー...
歴史小説

人との縁が拓いた生きる道 |「きらん風月」永井紗耶子著

つれづれつれづれ(@periodnovels)です。今回ご紹介する小説は、第169回 直木賞受賞者の永井紗耶子氏の受賞第1作です。今回ご紹介する小説のテーマは、繋ぎ繋がれた人との縁が導いた、文人としての生きる道ご紹介する小説は、「きらん風月...
歴史小説

伊達の名を天下に押し上げた女たち |「伊達女」佐藤巖太郎著

つれづれつれづれ(@periodnovels)です。「日々のおともに手に汗握るもう一つの人生を」をテーマに、実在した人物・出来事をベースとした小説をご紹介しています。現代では「格好のよさで人目を引く女。いきな女。」という意味で使われる「伊達...
おすすめ小説

2023年を振り返り… 今こそ読みたい本6選

もうすぐ2023年が終わり、2024年を迎えようとしています。コロナの収束、スポーツでの躍進などの明るいニュースから、不祥事や続く戦争などの哀しい出来事まで、今年も様々な出来事がありました。みなさんの2023年はどのような1年でしたか?今年...
歴史小説

栄華に隠れた哀と幸 |「月ぞ流るる」澤田瞳子著

つれづれつれづれ(@periodnovels)です。「日々のおともに手に汗握るもう一つの人生を」をテーマに、実在した人物・出来事をベースとした小説をご紹介しています。日本で初めて、女性が女性のために記した歴史物語「栄花物語」はご存じでしょう...
歴史小説

共鳴していく男たちの信念 |「富山売薬薩摩組」植松三十里著

つれづれつれづれ(@periodnovels)です。このブログでは、主に実在した人物・出来事をベースとした小説をご紹介しています。多くの幕末の有名人を輩出し、明治維新を成し遂げた薩摩藩。しかし、幕末の少し前まで、薩摩藩は武士に給料が払えない...